太陽光発電設備の寿命は何年?寿命がきた場合のリスクや対処法を解説

太陽光発電設備の寿命は何年?寿命がきた場合のリスクや対処法を解説

太陽光発電は高い利回りが期待でき、注目されている投資の一つです。しかし、機器の故障などによって想定よりも早く寿命を迎える可能性があり、注意しなければなりません。寿命を迎えると売電収入を得られず、初期費用を回収できない恐れがあります。

この記事では、太陽光発電設備の寿命について解説していきます。一般的な太陽光発電設備の寿命や寿命が短くなる要因、寿命を長くする方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

太陽光発電設備の寿命は?

現在稼働している太陽光発電システムの状況やメーカー保証の期間などを加味すると、期待寿命は25〜30年であるといわれています。太陽光発電システムの歴史は浅く、寿命に関する公的なデータがないのが現状です。

ただし、太陽光発電設備の寿命は設備の品質や保守状況、環境条件などによって異なります。期待寿命はあくまでも目安として認識しておきましょう。

システムの大部分は、太陽光パネルとパワーコンディショナーが占めています。この2つの寿命と法定耐用年数についても紹介していきます。

太陽光パネルの一般寿命

太陽光パネルの一般寿命は、設備全体と同じく25〜30年です。太陽光パネルは可動部分がなく故障が少ないため、他の部品と比べて寿命が長いのが特徴です。

ちなみに太陽光パネルには、出力保証というものがあります。出力保証とは、太陽光パネルの発電性能をメーカーが保証するものです。一般的に、設置してから10年で約90%、25年で約80%の発電効率を維持することが保証されています。つまり、稼働している間は比較的高い発電効率を維持することができます。

太陽光パネルの法定耐用年数

法定耐用年数とは、その製品が正常に機能する期間を法的に定めたものであり、製品の実際の寿命とは異なります。太陽光パネルは「機械・装置以外のその他の設備の主として金属製のもの」に該当し、法定耐用年数は17年と定められています。

パワーコンディショナーの一般寿命

パワーコンディショナーとは、発電した電気を自宅用もしくは売電用に変換する電気機器です。電化製品のようなものであり、太陽光パネルと比べると寿命が短く故障が多い特徴があります。

パワーコンディショナーの一般的な寿命は10〜15年です。15年以上稼働させる場合は、一度交換することが推奨されています。

太陽光発電設備の寿命が短くなる2つの原因

太陽光発電設備の寿命が短くなる要因として、次の2つが挙げられます。

  1. 汚れ・破損・故障
  2. 経年劣化

1. 汚れ・破損・故障

汚れや破損、故障は太陽光発電設備の寿命を短くする要因です。例えば太陽光パネルに汚れが付着すると太陽光が当たりにくくなり、発電効率が低下します。また、天候や外部衝撃による破損が太陽光パネルの寿命を短くすることもあります。

2. 経年劣化

経年劣化とは、時間の経過とともに機器の性能が低下することです。太陽光発電設備は外部環境下であり、日光や気象条件にさらされるため、経年劣化は避けられません。

経年劣化の例を挙げると、先ほど紹介した太陽光パネルの出力保証も経年劣化に基づいています。太陽光パネルの発電効率は、年間約0.5%から1%程度低下するとされています。

太陽光発電設備の寿命がきた場合のリスク

太陽光発電の寿命がきた場合のリスクには、以下の3つがあります。

  • 発電効率が下がる
  • 修繕費用がかさむ
  • 売却が難しくなる

発電効率が下がる

太陽光発電設備の寿命が近づくと、太陽光パネルの発電効率は徐々に下がります。また、配線の劣化や接続不良から発電量が減少することもあるでしょう。

発電効率の低下は売電収入にも影響します。メンテナンスを欠かさず行い、発電効率を維持することが大切です。

修繕費用がかさむ

太陽光発電設備が破損もしくは故障が原因で寿命がきてしまった場合、修繕費用がかかります。修繕費用には、交換する設備費用だけでなく、人件費や処分費用などが含まれます。

想定外の出費を防ぐためには、メーカー保証を利用したり、保険に加入したりしておくと安心です。太陽光発電の保険については、以下の記事で詳しく紹介しています。

太陽光発電所の保険|加入するメリットや保険の種類、費用相場を紹介

売却が難しくなる

寿命がきてしまった太陽光発電設備は、売却が難しくなります。なぜなら、寿命によって発電効率が低下した太陽光発電所は、買い手にとって価値が低いからです。売却するのであれば、部品の交換やアップグレードを事前に行っておくといいでしょう。

業者の中には、部品取りやリサイクルを目的として太陽光発電設備を買い取ってくれるところもあります。太陽光発電の売却について詳しく知りたい方は、以下の記事も参照してみてください。

太陽発電所の売却相場|高く売るコツやおすすめの業者を紹介

太陽光発電設備の寿命を伸ばす3つの方法

太陽光発電設備の寿命を伸ばす方法は、以下の3つです。

  1. 定期メンテナンスを怠らない
  2. メーカー保証を活用する
  3. 品質が高い業者に依頼する

1. 定期メンテナンスを怠らない

太陽光発電設備の寿命を伸ばす上でもっとも大切なのは、定期メンテナンスです。定期メンテナンスで専門知識を持った業者に点検してもらうことで、機器の故障や異常を早期に発見することができます。また、メンテナンスによって太陽光パネルの発電効率の低下を最小限にすることも可能です。

太陽光発電設備の寿命を伸ばすために、定期メンテナンスは怠らないようにしましょう。メンテナンスについて、詳しくは以下の記事で紹介しています。

太陽光発電のメンテナンス|3つの必要性やメンテナンスの種類・費用を解説

2. メーカー保証を活用する

太陽光発電設備には、最低10年のメーカー保証がついているのが一般的です。メーカー保証とは、一定期間内に発生した故障や性能低下に対して、無償で修理や交換を行うサービスです。必要に応じてメーカー保証を活用して部品を交換することで、設備全体を長持ちさせることができます。

3. 品質が高い業者に依頼する

品質が高い業者は、高品質な設備の提供や、太陽光発電設備の適切な設置をしてくれます。また、アフターサービスが充実しているところも多いです。これらが太陽光発電設備の寿命を伸ばすことにつながります。

品質が高い業者を選定するには、業者の評判や実績、提供する製品の品質や保証内容などを確認し、慎重に選ぶことが大切です。業者選びのポイントは以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

太陽光発電は業者選びが重要!ポイントやおすすめの施工業者を紹介

まとめ

この記事では、太陽光発電設備の寿命や寿命を伸ばす方法について紹介しました。太陽光発電の寿命は25〜30年と言われていますが、破損や故障が原因で寿命が短くなることもあります。定期的なメンテナンスや保証の活用で、できるだけ寿命を伸ばせるようにしましょう。

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