卒FITを迎えるとどのような問題が起きるでしょうか?そして、どのように運用すればいいのでしょうか?この記事では、この2つの疑問にお答えしていきます。
卒FITで起きる2つの問題点
卒FITで起きる問題は、以下の2つです。
- 撤去の責任を負う恐れがある
- 土地を売却できない可能性がある
撤去の責任を負う恐れがある
土地は自己所有、太陽光発電所は業者所有の場合、FIT期間中に業者が倒産すると、撤去の責任が土地の所有者に移る恐れがあります。買取期間が延長になった際、収益の分担をどのようにするかという問題もあり、土地と太陽光発電所の所有者が異なるケースは、あまりおすすめできません。
土地を売却できない可能性がある
卒FIT後に土地の売却を検討している場合、土地の売却がスムーズに進まないことがあります。そのため、卒FIT後に土地の売却を検討している場合は、他の方法も検討する必要があるでしょう。
卒FIT後の運用方法
土地も太陽光発電所も20年間の売買権利だけの契約を結んだ場合、買取期間が終了した後は、土地も設備も業者所有になります。その場合は、卒FIT後に何もしなくて済むので、撤去の費用やその他諸々の費用を負担せずに終了です。
土地も発電設備も買取期間後は全部自己所有になる場合、21年以降も売電するのであれば収益が出るため、メンテナンスや維持費をうまく調整していく必要があります。もし維持が大変であれば、売却することも一つの方法です。太陽光発電所の売却については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。