太陽光発電所の地震被害|被害件数や、被害例や地震対策を紹介

太陽光発電所の地震被害|被害件数や、被害例や地震対策を紹介

「地震が発生すると、太陽光発電所はどうなるの?」
「事前にできる対策を知りたい」

太陽光発電投資を検討している方には、このような不安や疑問があるのではないでしょうか?当記事では、太陽光発電に関して、地震による被害例や対策を紹介していきます。
ぜひ最後までご一読ください。

目次

地震による太陽光発電所の被害件数

経済産業省の資料を参照すると、2018年の地震による太陽光発電所の被害件数は3件です。すべて、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震による被害です。最大震度7を記録した大規模な地震でした。

地⾯の隆起や地割れによって架台や太陽光パネルが損傷したり、パワーコンディショナーが故障する被害が報告されたとのことです。近年日本では地震が多発しており、その被害も甚大です。地震には、細心の注意を払う必要があります。

地震による太陽光発電所の被害例3つ

地震による太陽光発電所の被害事例は、以下の3つです。

  • 架台の破損
  • 太陽光パネルの破損
  • 電力供給の中断

それぞれの被害事例について解説していきます。

1. 架台の破損

架台とは、ソーラーパネルを設置するための台です。地震の強い揺れによって架台がその構造を維持できなくなり、破損した事例があります。また、地震による地面の動き(液状化や地滑りなど)によって架台が不安定になる事例もありました。

架台が破損または倒壊すると、そこに取り付けられている太陽光パネルも同時に破損することがあります。

2. 太陽光パネルの破損

太陽光パネルに被害を与えた事例もあります。強い揺れによって、太陽光パネルが割れたり、変形してしまったのです。あまりにも揺れが強いと、完全に破壊されてしまうこともあります。

太陽光パネルが破損すると、そのパネルによる電力生成は停止します。大規模な太陽光発電所を所有しており、地震によって一部のパネルが破損した場合は、全体の発電能力が大幅に低下する可能性があるでしょう。

3. 電力供給の中断

地震が発生すると、太陽光発電所から電力供給網への接続が中断される可能性があります。主な理由としては、以下の3点です。

  • 送電設備の破損
  • 制御システムの故障
  • 安全システムが自動的に電力供給を切断する

電力供給の中断により、売電収入が得られなくなるだけでなく、地域における電力が不足することも懸念されます。

太陽光発電所の地震対策4つ

太陽光発電所の地震対策は、以下の4つです。

  • 保険に加入しておく
  • メーカーの保証制度を確認しておく
  • 定期的にメンテナンスを実施しておく
  • 土台の強度が高い場所に設置する

それぞれの対策について理解し、必要なものは実施しましょう。地震が発生したときにしっかりと備えておくことで、被害を最小限に食い止められます。

1. 保険に加入しておく

まず挙げられるのは、保険に加入することです。地震や地震以外の自然災害による損害をカバーするために、適切な保険に加入しましょう。

火災保険に加入すれば、地震以外の損害を補償してくれます。地震による損害をカバーするためには、地震保険に別途加入する必要があります。

中には、第三者に損害を与えたときの補償や売電ができない期間の売電収入を補填してくれるものがあるので、太陽光発電設備の周辺地域や規模によって選択してください。

保険による補償があることで、被災後の復旧を速やかに進め、電力供給を早期に回復できます。

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2. メーカーの保証制度を確認しておく

また、メーカーの保証制度を確認しておくことも大切です。

太陽光発電メーカーは、製品に対する保証を提供しています。しかし、これは製品の欠陥や性能の低下に対する保証であり、地震やその他の自然災害による損害は含まれないのが一般的です。

保証が適用される条件や範囲を確認しておくことが重要です。地震後にパネルが必要な性能を発揮できない場合、保証を利用してパネルを修理または交換することができるかもしれません。

保険や保証をうまく活用して、被災時の経済的なリスクを抑えましょう。

3. 定期的にメンテナンスを実施しておく

定期的にメンテナンスを実施することも、地震の対策につながります。定期的なメンテナンスは、太陽光発電所の性能を正常に保つだけでなく、地震などの災害に対する耐久性維持にもつながるからです。

定期的なメンテナンスでは、主に以下の3点が行われます。

  • パネルの清掃
  • 配線の点検
  • 機器の動作確認

これらの作業を実施することで、たとえばボルトの緩みが見つかる可能性があります。事前にこのような不具合に気づくことで、地震が発生した際の損害を最小限に抑えることが可能です。

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4. 土台の強度が高い場所に設置する

地震が発生すると、液状化や地滑りなどの現象により、地面が不安定になることがあります。そのため、太陽光発電設備を土台の強度が高い場所に設置するのがおすすめです。堅固な基盤の上に設置することで、地震の揺れを吸収し、太陽光発電所の破損を抑えられるからです。

太陽光発電を設置する際には、建築エンジニアなどと協力して地盤調査を行い、設備設置の場所を選定することが重要です。また、太陽光発電所の設計段階で地震に対する耐性を考慮することも、大きな被害を防ぐためには不可欠でしょう。

まとめ

当記事では、太陽光発電に関して、地震が発生した際の具体的な被害やその対策について紹介しました。地震が発生すると、太陽光パネルが故障したり、売電ができなくなる可能性があります。

地震に備えるためには、地震保険に加入したり、定期的なメンテナンスを怠らないことが大切です。適切な対策を行うことで、地震が発生した際の被害を最小限にできるでしょう。

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この記事の監修者

佐藤 稔(さとう みのる)

株式会社プレグリップエナジー 再エネ営業部

固定価格買取(FIT)制度開始以来、約10年にわたり太陽光発電所の開発・売買にたずさわり、1,000件以上の案件にかかわる。再エネ特措法をはじめ再エネ関連法令に精通しており、イレギュラーな案件での実績も豊富。発電所の買取では、お客さまごとのご要望に合わせた誠実な対応を心がけている。

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