太陽光発電で融資を受けるメリット|金融機関や注意点、選び方も紹介

太陽光発電で融資を受けるメリット|金融機関や注意点、選び方も紹介

「太陽光発電投資を始めたいが、初期費用が高くてなかなか手を出せない」という方におすすめなのが、太陽光発電の融資を受けることです。融資に抵抗を感じるかもしれませんが、うまく活用することで、初期費用0円で投資を始められます。

当記事では、太陽光発電で融資を受けられる金融機関や、融資を受けるメリットなどを解説していきます。上記のような悩みを抱えてる方は、ぜひご一読ください。

目次

太陽光発電で融資を受けられる4つの金融機関

太陽光発電では、以下4つの金融機関から融資を受けられます。

  • 銀行
  • 信販会社
  • 信用金庫
  • 日本政策金融金庫

それぞれの金融機関の特徴もあわせて説明していくので、参考にしてください。ちなみに、太陽光発電の融資は「ソーラーローン」とも呼ばれます。

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1. 銀行

太陽光発電の融資を提供する金融機関の中で、まず挙げられるのが銀行です。銀行の特徴は、比較的低金利で融資を受けられる点です。金利を公表しているところは多くないですが、1.5%〜2.5%が目安とされています。

ただし、個人に対する融資を行っている銀行が少ないため注意が必要です。限度額は高く、担保が必要な場合もあります。返済期間は20年以内と、長期にわたります。

2. 信販会社

信販会社は、太陽光発電の投資物件を販売する会社が提携している場合に利用します。信販会社で融資を受けるメリットは、以下の3点です。

  • 手続きが簡単
  • 担保不要
  • 審査結果が早い

一方で、金利は約2.2%〜2.7%と高く設定されています。返済期間は15〜20年であり、中長期での返済が可能です。

3. 信用金庫

信用金庫は地域密着型の金融機関であり、太陽光発電融資の融資先となることは多くありません。しかし、個人での融資を受けやすいため、地方銀行での融資を検討している方は視野に入れるといいでしょう。

金利は2.0%以上とやや高めであり、返済期間は20年以内です。担保が必要かどうかは、信用金庫によって変わります。

4. 日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は、政府が100%出資する公的融資で、国の政策に沿った事業やプロジェクトに対して融資を行います。土地付き太陽光発電など、発電した電力を全て売却する個人事業の太陽光発電が融資の対象になります。

日本政策金融公庫の特徴は、金利が1.0%台と非常に低い点や、プロジェクト規模に応じて高額な融資が可能な点です。担保があれば金利はさらに下がります。返済期間は20年以内です。

太陽光発電で融資を受けるメリット

太陽光発電で投資を受けるメリットは、以下の3点です。

  • 現金を残しておけるので追加で太陽光発電所を買う場合に融資が受けやすくなる
  • FIT制度の適用により融資で賄った初期費用分を回収できる
  • 融資によるローン金利は経費にできる

それぞれ詳しく説明していきます。

追加で太陽光発電所を買う場合に融資が受けやすくなる

太陽光発電で融資を受けると、現金を残しておけるので、太陽光発電所を追加で購入する場合に融資を受けやすくなります。太陽光発電投資をより安定させるために、太陽光発電所を複数所有するケースは多いです。複数所有するための資金があれば問題ないですが、もし頭金が足りない場合は、1基目だけでなく2基目も融資で購入するといいでしょう。

また、太陽光発電投資に限った話ではなく、手元に現金があると他の投資に資金を回せます。太陽光発電は融資を受けやすいため、融資が付きにくい他の投資に資金を回すのも一つの方法です。

FIT制度の適用により融資で賄った初期費用分を回収できる

融資を受けると、FIT制度の適用により、融資で賄った初期費用を回収できます。FIT制度とは、再生可能エネルギーで発電した電力を、電力会社が一定期間一定価格で買い取ることを保証する制度です。

このFIT制度により保証されている売電収入は、初期費用の返済に充てられます。平均して12〜14年で完済でき、以降は全額が利益となります。太陽光発電は初期費用の高さがネックとされますが、融資を活用することで初期費用が不要になるのです。

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融資によるローン金利は経費にできる

融資によるローン金利は経費として計上でき、税負担を軽減できます。他にも、減価償却費や固定資産税なども経費として計上可能です。

経費として計上することで、事業の収益性を正確に把握することができ、適切な経営判断を下すことにもつながります。

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太陽光発電で融資を受ける際の注意点

太陽光発電で融資を受ける際の注意点は、以下の2点です。

  • 繰上返済をしないと金利の総支払額が高額になる
  • 不動産投資などですでにローンを組んでいる場合は審査に通りにくい

繰上返済しないと金利の総支払額が高額になる

返済期間を20年などの長期にしている場合、金利が積み重なって総支払額が高額になるので注意が必要です。繰上返済を行うことで、金利負担を減らし、返済額を削減できます。

ただし、繰上返済には違約金や手数料が発生する場合があるため、契約内容を確認してから繰上返済を検討してください。

すでにローンを組んでいる場合は審査に通りにくい

不動産や住宅などでローンを組んでいる場合、審査が通りにくい可能性があります。金融機関は、融資を行う際に借り手の信用力や返済能力を評価します。すでにローンを組んでいると、返済能力が低いと評価されることがあるのです。

複数のローンを抱える場合は、返済計画をしっかり立てることが重要です。また、収益性の高い太陽光発電を選ぶことで、金融機関からの信用評価が向上し、融資を受けやすくなることがあります。

太陽光発電における融資先の選び方

太陽光発電における融資先を選ぶ際には、以下の項目を重視して選ぶといいでしょう。

  • 審査の通りやすさで選ぶ
  • 保証人・担保の有無で選ぶ
  • 金利の安さで選ぶ

審査の通りやすさで選ぶ

融資先を選ぶ際には、審査の通りやすさで選びましょう。そもそも審査が通らないと、融資を受けらません。金融機関ごとに審査基準や条件が設けられており、審査の通りやすさが変わります。たとえば、以下のような審査基準や条件です。

  • 個人か法人か
  • 返済中のローンがあるか
  • 保証人がいるか

審査に不安がある場合は、事前に複数の金融機関に相談することをおすすめします。

保証人・担保の有無で選ぶ

金融機関によっては、保証人や担保が必要な場合があります。仮に保証人や担保の用意が難しい場合は、不要な金融期間を選びましょう。たとえば、信販会社などがおすすめです。

また、必須でなくても、保証人や担保を用意することで金利を安くできることがあります。

金利の安さで選ぶ

金利の安さも重視しましょう。金利は、返済額を左右する重要な要素です。金利が低い金融機関を選ぶことで、返済負担を軽減できます。

もっとも金利の安い金融機関は、日本政策金融公庫でしょう。審査基準や条件なども考慮した上で、できるだけ金利の安い金融機関を選んでください。

まとめ

当記事では、太陽光発電の融資を受けられる金融機関や、融資を受けるメリットなどを解説しました。金融機関ごとに審査基準や条件が設定されているため、自身の返済能力や金利の安さなどで、最適な金融期間を選ぶようにしましょう。

そのためには、事前に複数の金融機関に相談をしたり、返済計画をしっかり立てることがポイントです。太陽光発電の融資を上手く活用して、投資を成功させてください。

この記事の監修者

佐藤 稔(さとう みのる)

株式会社プレグリップエナジー 再エネ営業部

固定価格買取(FIT)制度開始以来、約10年にわたり太陽光発電所の開発・売買にたずさわり、1,000件以上の案件にかかわる。再エネ特措法をはじめ再エネ関連法令に精通しており、イレギュラーな案件での実績も豊富。発電所の買取では、お客さまごとのご要望に合わせた誠実な対応を心がけている。

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