太陽光発電にトラブルが発生したときには、どこに相談すればよいのでしょうか?おそらく販売店が最初に思い浮かぶかと思いますが、他の相談先についても知っておきたいものです。
この記事では、太陽光発電に関する相談先やよくある相談例について紹介していきます。もし自分で解決できない問題が生じた際には、ぜひ参考にしてください。
太陽光発電に関する相談はどこにすればいい?
太陽光発電に関する相談は、主に以下の3つに行いましょう。
- 販売店・設置業者
- 消費生活相談窓口
- 弁護士
販売店・設置業者
太陽光発電設備に関するトラブルであれば、販売店や設置業者に相談するのが基本です。
トラブルの例としては、太陽光発電設備の故障や発電量の低下などが挙げられます。故障や発電量の低下の原因によっては、メーカー保証が適用され、無償で修理・交換してくれる場合があります。
太陽光発電の保証については、下記の記事で詳しく解説しています。気になる方は、こちらもご一読ください。
また、太陽光発電の利用方法やアフターサービスについて知りたい場合も、販売店や設置業者に相談するのが一般的です。
消費生活相談窓口
消費生活相談窓口は、悪徳業者からの勧誘や契約に関するトラブルの窓口です。悪徳業者からしつこく勧誘を受けたり、販売店が契約書通りに対応してくれなかったりした場合、相談するとよいでしょう。
ただし、消費者生活相談窓口は相談に対して直接対応してくれるわけではなく、対応方法を教えてくれるのみです。とはいえ、太陽光発電の業者関連でトラブルが発生したときには、消費生活相談窓口に相談すれば間違いないでしょう。
弁護士
太陽光発電に関して法的な問題が発生した際には、弁護士に相談する方法もあります。弁護士に依頼すれば、迅速に解決できる可能性が高まります。
しかし、場合によっては高額な費用がかかるので、注意が必要です。
太陽光発電に関する相談例
太陽光発電に関する相談は多岐にわたりますが、その中でもよくある相談内容を5つ紹介します。
悪徳業者からの勧誘
太陽光発電に関する相談でよく聞くのが、悪徳業者からの勧誘です。「玄関に長時間居座り続けるので太陽光発電を契約してしまった」などのトラブルが多発しています。
そもそも太陽光発電の契約する際には、すぐに決断をせず、複数の業者に見積もりを依頼して比較することが大切です。しかし、脅迫のようなことをされて、契約してしまうこともあると思います。
そのような場合は、まず消費生活相談窓口に相談しましょう。一定期間内であれば、クーリング・オフ制度を利用できます。
近隣住民とのトラブル
太陽光発電が原因で生じた近隣住民とのトラブルも、よくある相談です。
近隣住民とのトラブルを解決するためには、消費生活相談窓口が最適です。もしくは、お住まいの地域の「生活相談窓口」や「住民相談室」などを利用するとよいでしょう。
トラブルに対して、アドバイスや具体的な対策などを提供してくれるはずです。
発電量の低下
太陽光発電の発電量の低下に関する相談も、よくある事例です。
発電量が急に低下した場合は、設備が故障している可能性があります。その際は、販売店や設置業者に相談するとよいでしょう。
もしシミュレーションよりも発電量が低い場合は、シミュレーションの発電量が水増しされている可能性があります。自分自身で水増しされているのかわからない場合は、他の販売店に見積もりをチェックしてもらうこともおすすめです。
自然災害による故障・破損
自然災害によって太陽光発電が故障・破損してしまった相談もよくあります。
太陽光発電の故障・破損はメーカー保証が適用されることがありますが、自然災害は対象外です。そのため、保険に加入しているのであれば、保険会社に連絡しましょう。
もし加入していない場合は、自費での修理となる可能性が高いです。まずは、販売店・設置業者に相談してみてください。
補助金の利用
太陽光発電の導入には、補助金を利用できる場合があります。もし補助金についてよくわからない場合は、その補助金制度を設けている官公庁に問い合わせましょう。
補助金の申請は、条件や申請方法が複雑なことが多いので、不明点があれば問い合わせることを推奨します。
太陽光発電に関する相談先を知っておこう
この記事では、太陽光発電に関する相談先やよくある相談例について紹介しました。
相談内容によって、相談先が異なります。例えば、太陽光発電の設備でトラブルが発生した場合は、販売店・施工業者に相談するのが基本です。悪質な業者に勧誘されて契約してしまった場合には、まず消費生活相談窓口に相談しましょう。
この記事を参考にして、適切な相談先を把握できたら幸いです。