再生可能エネルギーが見直されている今、野立て太陽光発電は安定した収入が期待できることで注目されています。安定した収入以外でメリットはあるのでしょうか?また懸念すべきデメリットはあるのでしょうか?
本記事では、野立て太陽光発電のメリットやデメリット、費用感について解説していきます。また煩雑な太陽光発電の設置から管理まで一貫して代行するおすすめの業者もご紹介します。
太陽光発電投資を検討している方は、是非参考にしてください。
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野立て太陽光発電とは
野立て太陽光発電とは、遊休地や利用していない田畑などの土地に太陽光発電を設置する方法です。これまで利用されていなかった土地に太陽光発電を設置するため、土地の有効活用としても注目されています。
野立て太陽光発電を設置するためには、まず土地を造成してコンクリートで基礎を作る必要があります。その上に台を作って太陽光発電を設置する方法や、直接地面にねじを打ち込んで太陽光発電を設置する方法などがあります。
野立て太陽光発電には、低圧と高圧の2種類があります。低圧は10kW〜50kW未満で、個人が投資目的で購入することが多いです。対して高圧は50kW以上で、産業用電力の利用を目的として、企業が運営していることが多いです。
野立て太陽光発電は、FIT(固定価格買取制度)によって売電収入を得ることができます。FITとは、太陽光などの再生可能エネルギーによる電力を、電力会社が一定期間一定の金額で買い取ることを国が保証する制度です。これにより、野立て太陽光発電(10kW〜)は20年間の収入が約束されています。
野立て太陽光発電の3つのメリット
野立て太陽光発電には、3つのメリットがあります。それぞれ具体的に紹介していきます。
1. FIT制度により安定した収入が期待できる
まずは、FIT制度により安定した収入が期待できる点です。先述したように、太陽光発電で生み出した電気は、FIT制度によって一定期間一定金額での買い取りが約束されています。
一定期間の収入金額が決まっているため、太陽光発電の投資費用の回収がどのくらいでできるのか、利回りは何%なのかを具体的に計算することができます。他の投資と比べて安心して購入することができるのが太陽光発電の特徴です。
2. 住宅用に比べて多くの売電収入を得られる
また、住宅用に比べて多くの売電収入を得ることができるのもメリットの一つです。住宅用とは、10kW未満の太陽光発電を指します。住宅用の太陽光発電は、FIT制度により買い取り期間が10年間と決まっています。
野立て太陽光発電は、住宅用よりも10年多く売電収入を得ることが約束されているのです。その分多くの収入を得ることができ、投資金額の回収も早い傾向があります。
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3. 不動産投資などに比べてリスクが少ない
最後に、不動産投資などに比べてリスクが少ないというメリットがあります。不動産や株などの投資は、経済に影響を受けて利回りが大きく変動します。さらに不動産投資は、買い手がつかない空室リスクも懸念しなければなりません。
対して、太陽光発電投資はFIT制度により買い取りが約束されており、買い手がつかないというリスクがありません。また利回りも平均して10%前後と、他の投資と比較して高い利回りを誇っています。
野立て太陽光発電の3つのデメリット
反対に、野立て太陽光発電のデメリットは何があるのでしょうか?具体的に3つ紹介していきます。
1. まとまった初期費用がかかる
第一に、まとまった初期費用がかかるというデメリットがあります。野立て太陽光発電は、初期費用が1,500万円〜2,000万円程かかるといわれています。この金額をまとめて用意するのは、なかなか難しいかもしれません。
その場合は、各金融機関が用意しているソーラーローンを組むことが可能です。太陽光発電は安定したキャッシュフローが見込めるため、ローンが組みやすいのが特徴です。
2. 災害の被害を受ける可能性がある
また、災害の被害を受けて太陽光発電が故障してしまう可能性もあります。考えられる災害としては、以下のような例があります。
- 積雪による設備の破損や発電量の低下
- 台風や暴風による破損
- 豪雨による土砂崩れでの破損
これらを防ぐためには、事前に購入検討地域のハザードマップを確認し、災害が起こる可能性があるかを確認するようにしましょう。また実際に災害が起きてしまった際に、メーカーが保証してくれるのかを把握しておくことも重要です。
3. 近隣住民とトラブルになる恐れがある
最後に、近隣住民とトラブルになる恐れがあるというデメリットがあります。例えば、太陽光発電の設置による景観トラブルや、太陽光パネルの反射トラブルなどが想定されます。
トラブルになってしまった場合は、太陽光発電の設置ができなかったり、最悪の場合裁判になってしまうこともあります。トラブルを防ぐためには、事前に近隣住民に挨拶回りなどをしておくと安心です。
野立て太陽光発電の設置・管理にかかる費用
野立て太陽光発電の設置や管理には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
野立て太陽光発電の設置には、1,500万〜2,000万円程かかるといわれています。1kWあたり30万円以上〜40万円前後が目安です。具体的な内訳は以下の通りです。
▼項目と金額
- 土地購入費用(土地を所有していない場合):地域や面積によって変動
- 設備費用:1,200万~1,500万円
- 工事費用:300万~500万円
- 電力会社との接続検討費用(50kW以上の場合):21万円
- 地目変更の手続き費用(土地が農地だった場合):5万~40万円
50kWだと年間平均30万円前後かかることになります。管理費の内訳は以下の通りです。
▼項目と金額
- メンテナンス費用:2万円/回
- 清掃費用:10万円
- 損害保険料:初期費用の0.3~3.0%
- パワーコンディショナの買い替え:30万円~
毎年一定の費用がかかるわけではありません。例えば、メンテナンスは4年に1回の頻度で行うことが推奨されています。また、災害などで設備が故障した場合は、追加で費用がかかることがあります。管理費については、目安として把握をしておきましょう。
野立て太陽光発電でおすすめの業者
太陽光発電を設置・管理するためには、複数の業者に依頼をしたり、煩雑な手続きをこなす必要があります。個人ですべて対応するのは、かなり大変でしょう。
野立て太陽光発電をできるだけ手間なく購入したいという方には、プレグリップエナジーがおすすめです。プレグリップエナジーは太陽光発電投資を販売している会社で、設置から管理までを全て自社で行います。
また資金調達の案内も可能なため、まとまった資金がなくても太陽光発電投資を始めることができます。投資開始から終了までをワンストップ窓口で行っているのが魅力です。
まとめ
本記事では、野立て太陽光発電のメリットやデメリット、コスト感についてご紹介しました。野立て太陽光発電は、20年間一定の収入を得ることができるのが魅力です。しかし、購入するには煩雑な手続きやまとまったコストが必要になります。
これらのネックを一挙に解決できるのがプレグリップエナジーです。太陽光発電投資を検討している方は、是非弊社をご活用ください。