太陽光発電において大事なものとは
クリーンエネルギーの代表格として知られており、年々規模が広がっている太陽光発電ですが、発電量が大事だとよくいわれています。
当たり前のことですが発電量が多いということは、売電できる量も増えますし、自宅でたくさん使用しても余るでしょう。
基本的に太陽光発電設備を導入する多くの人は売電目的で行っていますから、少しでも多くの発電量を得たいと考えているでしょう。
ということは、やはりこのシステムを導入する際には発電量が多いことが望ましいです。
ただ発電量以外にも数値的な目安が存在しており、その代表的なものが変換率(変換効率)になります。
変換率というのは、太陽光をパネルが浴びた際にどれだけの量を電力に変換することができるかの指標で、太陽光発電に関するカタログなどに掲載されています。
例えば1平方メートルの大きさのパネルに300ワットの太陽光が当たった場合、30ワット分の電力ができた場合は、変換率が10%となります。
太陽光発電において変換率が重要視されていますが、その理由は変換率の%に応じた発電量となるからです。
太陽光発電において変換率と発電量のどっちが大切なの?
街でよく見かけることも多い太陽光発電ですが、変換率と発電量、強いて言うとどちらが重要なのでしょうか。
太陽光発電を導入する立場としてはやはり発電量が大切だといえます。
いくら変換率が高かったとしても、結果的に発電量が少ないと意味がありませんし、売電による収益を上げにくくなるでしょう。
変換率をそこまで重視しない理由はいくつかありますが、最たるものが、目安的な意味合いしかないからです。
あくまでも機器などの性能を測るものであって、変換率を測定した環境を実際の生活の中で再現するのは難しいですから、単純に発電量にのみ注目しておけば問題ないでしょう。
例えば雲がたくさんでている状況下においては、変換率はあまりあてにならないでしょう。