パワーコンディショナーとは
これから太陽光投資を始めようと検討している人は、パワーコンディショナーについて知っておきましょう。
パワーコンディショナーとは、パネルから流れてくる直流の電気を交流に変換して電力会社の系統に流します。
パワーコンディショナー1台の中には、複数の回路があり、その回路ごとにパネルを持続させ、最も効率よく売電できるように、電流と電圧を調整する機能を持っているのです。
パワーコンディショナーには種類があります。
太陽光投資におけるパワーコンディショナーの種類を把握し、適切なものを選びましょう。
パワーコンディショナーの種類を選択する上で、重視するポイントは、変動率が高い、発電所全体の合計回路数が多い、MPPT制御機能付き、耐用年数や保証期間が長いことです。
それぞれ特徴があるため、使用用途に合わせて選んでください。
パワーコンディショナーの種類
パワーコンディショナーを選ぶ際には重視するポイントがあります。
変換効率が高いことや合計回路数が多い、MPPT制御機能などが挙げられるでしょう。
パワーコンディショナーの変動率が高いものは、ロスが少ないため、売電量が多くなります。
そして、発電所全体の合計回路数が多いものは、売電量監視装置で異常のあるパネルが発見しやすいです。
また、回路ごとに売電量を計測できるストリング監視装置を選ぶことも、どのパネルに異常があるかが判断でき、その回路数が多いほどパネルが特定しやすくなります。
1つの回路パネルが故障などにより発電しなくなった場合、他の回路の発電量も一緒に下げてしまいますが、MPPT制御機能がたくさん付いていることで、1枚のパネルが故障しても発電量の低下を軽減させることが可能です。
低圧発電所用のパワーコンディショナーの容量は、9.9kW、5.8kW、4.5kWなどの種類があります。
パワーコンディショナーの容量が大きいものを選び、台数を少なくするか、容量の小さいパワーコンディショナーを選んで台数を多くするかの方法があります。
しかし、売電量の違いはそれほどありません。
違いがあるのは、設置の手間とリスクの大きさです。
太陽光投資の際に、パワーコンディショナーの設置数が多ければ、設置と設定に時間と手間がかかります。
1台の重さは軽いため、作業にかかる負担やリスクは少ないでしょう。
反対に、容量が大きいパワーコンディショナーは、故障した際に売電損失が大きくなるといったリスクがあります。